オリ小田 今季1安打なのに2度目サヨナラ打「なかなかできない」

[ 2016年7月29日 07:53 ]

<オ・ロ>サヨナラ犠飛の小田(左端)はナインから手荒い祝福を受ける

パ・リーグ オリックス2―1ロッテ

(7月28日 ほっと神戸)
 オリックスには何ともラッキーなサヨナラ勝ちだ。1―1の9回、2度のミスをチャンスに変えた。先頭の糸井が右前打し続くT―岡田の初球に二盗成功。無死一、二塁となり、小田は初球バントをファウル。2球目、バントの構えから小田が見送ると、二塁から糸井が飛び出してしまった。

 だが、田村の二塁送球の瞬間に三塁を陥れ記録は三盗。ミスをものともせず、無死二、三塁として小田がフルカウントから中犠飛を放ち、今季3度目のサヨナラ勝ちを決めた。

 福良監督は、糸井の三盗に「完ぺきにミスですからね」と苦笑い。小田も「初球でバントを決めていれば、僕の仕事はそこで終わっていたんですが」と頭をかいた。だが、これで結果的にロッテ3連戦に勝ち越し。後半戦開幕からAクラスと9試合戦い5勝4敗。侮れない強さが出てきた。

 小田は今季1安打で打率・037。その1本は4月13日の日本ハム戦のサヨナラ打だ。「ヒット1本でサヨナラ2回はなかなかできないので、うれしいですね」。昼間は2日連続で2軍戦に出場。汗を流した分だけ良いことが待っていた、と思えばいい。 (鶴崎 唯史)

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2016年7月29日のニュース