ダル 最速158キロで6回2失点 白星ならずも今季初無四球に手応え

[ 2016年7月29日 05:30 ]

<レンジャーズ・アスレチックス>6回2失点の好投を見せたダルビッシュ(AP)

ア・リーグ レンジャーズ4―6アスレチックス

(7月27日 アーリントン)
 レンジャーズ・ダルビッシュは27日(日本時間28日)、アスレチックス戦に先発し、6回を4安打2失点だった。同地区で対戦の多いア軍とは過去10戦で1勝8敗、防御率4・94。初対戦で勝った後、8連敗中の天敵だ。救援投手が逆転を許して連敗記録にピリオドは打てなかったが、手応えは残った。

 今季初の無四球で、2試合連続クオリティースタート(先発して6回以上を自責点3以内)を達成。「(以前と)選手は違うが、オークランド相手に四球を出さずに投げ切れたのは良かった」。右肩違和感による故障者リストから復帰3戦目で「体の動きがかなり鈍かった」という。初回先頭に三塁打され犠飛で先制されると、4番デービスにもソロを浴びた。ただそこから立て直し、2回以降は2安打に封じた。「直球で押すより、右にはツーシーム、左にはカットで、どんどん投げようと切り替えた」。最後の6回2死三塁ではデービスをこの日最速98マイル(約158キロ)で追い込み、スライダーで空振り三振。「チームにも“行こうぜ”という感情が出た」と雄叫びが上がった。

 ジェフ・バニスター監督も「立ち上がり不安定だったが、その後はグレートだった」と称賛。地区優勝争いが白熱する中、安定感を増してきた。(奥田秀樹通信員)

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2016年7月29日のニュース