巨人・菅野　７回３安打無四球も…田中の２発に泣く「凄く悔しい」

＜巨・広＞５回無死、菅野は見逃しの三振に倒れ悔しがる

セ・リーグ 巨人０―４広島

（7月28日 京セラＤ）
　無四球でわずか３安打。それでも田中に２発を浴びて敗れた巨人・菅野は「凄く悔しい。あいつには“絶対に打たれたくない”と思って投げている」と唇をかんだ。いずれも失投ではなかったが、完璧にスタンドに運ばれ「１本目は２アウトから。注意しないといけない」と振り返った。

　広島戦に先発するため、今季４度目の中５日となった。「広島に勝たないと優勝はない」。エースは登板間隔を詰めた意図を理解していた。初回２死三塁で４番ルナを迎えると、５球目にプロ入り後、公式戦最速の１５５キロを計測。続く１５３キロで一ゴロに仕留めた。「ここ最近では（状態は）良かった」。気持ちも球に乗り移っていた。

　今季８度目の零敗。無援に泣いたが、菅野は先に点を取られたことを悔やみ、高橋監督も「菅野が投げる試合は（勝利を）期待しているし、求めている。彼もそのつもりで投げていると思う」と代弁するように話した。次回も８月５日の広島戦（マツダ）に先発することが濃厚なエースは「来週やり返すチャンスがある。絶対やり返したい」と言った。（川手　達矢）