【神奈川】昨夏甲子園覇者・東海大相模　まさかの８回コールド負け　

＜東海大相模・慶応＞試合後に涙を浮かべる東海大相模の北村（中央）

第９８回全国高校野球選手権神奈川大会準々決勝 東海大相模２―１１慶応

（7月27日 横浜）
　まさかの光景だった。昨夏甲子園覇者、東海大相模が慶応に２―１１で８回コールド負けを喫し甲子園連覇の道が断たれた。門馬敬治監督は「完敗です。（連覇を）プレッシャーではなく、いいモチベーションにしようとやってきたが、厳しい戦いだった」と唇をかんだ。

　先発したエース左腕・山田啓が初回に先制３ランを浴びるなど２回２／３を６失点。救援した安里と北村も相手の勢いを止められなかった。今秋ドラフト候補右腕の北村は「１年間周囲の視線や期待が凄く大きかった。全員で旗を返しにいこうと思っていたのに悔しい」と号泣。進路については「力が足りない。大学進学も頭に入れて次のステージを考えたい」とした。昨夏準優勝の仙台育英（宮城）に続き、優勝校も敗退。指揮官は「長い一年が終わった。出直します」と再出発を誓った。