ダル6回3失点も11K 復帰後で「間違いなく一番良かった」

[ 2016年7月24日 05:30 ]

6回3失点で2敗目を喫したダルビッシュ(AP)

ア・リーグ レンジャーズ1―3ロイヤルズ

(7月22日 カンザスシティー)
 レンジャーズ・ダルビッシュが昨年ワールドシリーズ王者のロイヤルズを相手に奪三振ショーを繰り広げた。昨季三振数が両リーグ最少だった打線から毎回の11三振を奪い、6回3失点(自責2)で右肘手術から復帰後初のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)。援護がなく、右肩の違和感による離脱から復帰後2連敗となったが、「(右肩の不調が癒えてから)間違いなく一番良かった。(三振は)数もそうだけど、取りたいところで取れたのでよかった」とうなずいた。

 2桁奪三振は2年ぶり。メジャー通算88試合で27度の2桁奪取は「ドクターK」の異名を誇ったドワイト・グッデン(メッツ)の29試合に次ぎ大リーグ史上2番目で、88試合で719三振はグッデンの667を上回る最多記録だ。初回の失点は失策絡み。2回は1死一、三塁から併殺を狙ってシンカーを投げたが、ゴロの打球は中前へ抜けた。「単純に流れが悪い時はある」と自分に言い聞かせ、大崩れはしなかった。球宴後7試合で6敗目となったチームに、次こそは白星をもたらす。(奥田秀樹通信員)

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2016年7月24日のニュース