マー君 中4日克服6回零封「いい感じだった」

[ 2016年7月24日 05:30 ]

6回4安打無失点と好投したヤンキースの田中(AP)

インターリーグ ヤンキース3―2ジャイアンツ

(7月22日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中が22日(日本時間23日)、ジャイアンツ戦に先発して6回を4安打無失点と好投した。救援陣が一時同点にされ8勝目は逃したが、今季9度目の中4日で初めて零封。過去8戦で1勝2敗、防御率5・33の鬼門を突破し、チームの辛勝に貢献した。

 2―0の4回2死満塁で、目つきが鋭さを増した。ジ軍の9番ブランコに3ボール1ストライクから、この日最速の95マイル(約153キロ)を3球続けて空振り三振。大きくほえたが、頭の中では冷静な分析があった。

 「あそこの打者からフォーシームに切り替えて投げていった。打線はフォーシームの方が打ちづらいのかなと」

 初対戦のジ軍打線。早いカウントからツーシームを狙われ安打を許した。ブランコの三振を機に速球はフォーシーム主体に変え「スライダーも増やして、いい感じだった」と5、6回を3者凡退。持ち前のクレバーさが光った。

 「(中4日で)結果を残せたことは、いいに決まっている」と負けん気をのぞかせた右腕。次回登板も中4日で27日(同28日)、ワイルドカード争いのライバル、アストロズ戦の登板が濃厚だ。(大林 幹雄)

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2016年7月24日のニュース