米メディア イチローの“バット愛”に注目 なぜそこまで?

[ 2016年7月21日 14:03 ]

マーリンズのイチロー (AP)
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 米国のFOXスポーツは20日、メジャー通算3000安打まであと6本に迫っているマーリンズのイチロー外野手(42)に注目。「イチローが怒り任せにバットを叩きつけない理由を説明」という見出しの記事を掲載した。

 同メディアはイチローが地元紙マイアミ・ヘラルドの取材に対してコメントした内容を紹介。「どうしてみんなバットを大切にしないのだろうね?」と話を切り出したイチローは、その後も「バットは自分たち選手の生活を支えてくれるもの」、「バットをぞんざいに扱うことは、作ってくれた人に対して失礼だ」といった“バット愛”を口にしていたという。

 イチローが道具を大切に扱うことは、日本のファンにはお馴染み。ただ、そのさまが米国のメディアにとって、時に奇異に見えることもあるようだ。マイアミ・ヘラルド紙の記事の一部にはこうあった。

 「イチローはバットに対して細心の注意を払う。新しいバットが届くと、表面に耳を近づけ、手の平で叩きながら音を確認する。そうすることで、品質の良し悪しを見分けているのだ。そして、彼はこれだと思うバットをスチールケースに入れて持ち歩く。これは湿気でバットが重くなることを防ぐためだ。四球を選んだ時でも他の選手のようにバットを自軍ベンチ方向に放り投げたりしない。一塁線に対して垂直にそっと置くのだ」。

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2016年7月21日のニュース