中日オーナー、谷繁監督に求める理想像“水原茂になれ”

[ 2016年7月15日 06:51 ]

白井オーナー(右)に前半戦の戦いを報告した谷繁監督

 中日の谷繁元信監督(45)が14日、名古屋市内で恒例の前半戦終了のオーナー報告を行い白井文吾オーナー(88)から「Aクラスじゃないからあまり評価しなかった。ゲームの中で見栄えのするスター性を持ってくれ」と叱咤激励(しったげきれい)を受けた。

 専任1年目の今季は優勝を厳命された球団創設80周年。前半戦は39勝45敗3分けの4位で、首位広島と12・5ゲーム差。3年連続Bクラスターンの現状に、「借金6ですみませんと。広島に追いつける可能性はあるので、そこを目指します」と頭を下げたことを明かした。

 さらにオーナーからは監督の理想像として巨人で4度日本一に輝き、中日でも指揮した野球殿堂入りの故・水原茂氏の名前を挙げられた模様で「かっこよくあれ、ということではないか。現場で見た記憶はないのでインターネットで姿を見ます」と表情を引き締めた。

 約1時間半のうち4割もその話をしたという同オーナーは「(自分が)若い頃見てかっこいいと思った。今は並。監督は所作が大事。いるだけで周りが注目するような監督になってほしい。非常に高いレベルを要求しました」と笑顔で、カリスマ性のあるリーダーシップ、後半戦の猛烈な巻き返しを期待した。

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2016年7月15日のニュース