張本氏、大谷の起用法に喝!1番・投手は「草野球でもやらない」

[ 2016年7月10日 09:25 ]

野球評論家の張本勲氏

 野球評論家の張本勲氏(76)が10日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演。3日のソフトバンク戦で日本ハムの大谷翔平投手(22)のプレーボール弾を“演出”した栗山監督の起用法に「喝」を出した。

 3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に「1番・投手」で出場し、初回表に初球を捉えて右中間へ先制の10号ソロを放った大谷。投手の先頭打者本塁打は史上初の快挙となったが、張本氏はこの漫画のような起用法に苦言を呈した。

 「こんなでたらめな起用をしてもらいたくない。草野球でもやらない」とバッサリ斬った張本氏。この試合では本塁打を放ったが、「先攻でしょ。二塁打打って、走って、次の人がヒット打ったら還ってこなくちゃいけないんだよ」と大谷が初回に走者で塁に出た可能性に言及。そして「もっと選手を大事にしてもらいたい。監督は何年かで辞めるけど、彼はずっと野球選手としてやっていかなきゃいけないんだから」と二刀流でフル回転する大谷の体を心配した。

 ゲストで登場した元阪急投手で、中日監督を務めた山田久志氏(67)は「あっぱれ!」。「よくぞ打った。漫画でもない。これをやってしまうところに凄さがある」と大谷を称え、栗山監督に対しても「1番にしたのは何か考えがあるんでしょう」と理解。一方で張本氏の意見にも同意できる部分があるとし、「1回にもしランナーで出て、塁上に残ったら準備ができない。試合の途中ならまだいいんですよ。マウンドに上がる前の準備がまったくできないのは不安があるね」と話し、通算284勝をマークした投手として大谷を思いやった。

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2016年7月10日のニュース