ベール脱いだ広島助っ投 デラバ―「いつでも投げたい」

[ 2016年7月10日 10:25 ]

マツダスタジアム室内練習場のマウンドから投げるデラバー

 広島に新加入したスティーブ・デラバー投手(32=レッズ3A)が9日、練習を初公開。マツダスタジアム室内練習場のマウンドで、松橋ブルペン捕手を相手に35球投じた。

 「直球、スプリット、スライダーを投げた。マウンドは米国とは少し違ったけれど問題ない。日本出発直前の火曜日(5日)にも、米国のマウンドで投げているし準備はできている。チームからの指示に従ってやるけれど、行ってくれと言われればいつでも投げたい」

 8日の入団会見後に早速軽いトレーニングを行っていたが、この日が来日後初投球。それでも、シーズンの折り返しを迎える状況での入団ということもあり、早期の実戦登板を心待ちにしている様子だ。

 この日は、ランニングメニューをともにこなした黒田とも談笑。「米国時代も素晴らしい投手だった。湿気など天気の話や、シアトルとトロントの気温の違いといった話をした」と内容を明かした。2人は8日にクラブハウスで初めて対面したばかりだったが、練習終わりには黒田からグータッチをされるなど早速打ち解けた様子だ。湿度の高い日本の夏については「自分が生まれ育ったところ(ケンタッキー州)と似たような気候なので問題ない」と話した。

 見守った菊地原3軍投手コーチは「また明日(10日)もこちら(マツダスタジアム)でやります」と話し、2軍に合流するのは週明けになる見込みだ。(柳澤 元紀)

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2016年7月10日のニュース