藤浪登録抹消“懲罰続投”から復活へ「有効に使っていきたい」

[ 2016年7月10日 05:30 ]

<神・広>降り続く雨の中、8回まで自己最多161球8失点の藤浪

セ・リーグ 阪神1-7広島

(7月9日 甲子園)
 阪神の藤浪が9日、出場選手登録を抹消された。前半戦残り3試合で登板機会が無くなり、代わりに外野手の緒方が昇格した。

 前日8日の広島戦(甲子園)では初回、先頭の田中に四球を献上するなどリズムをつかめず、いきなり3失点。131球を投じ、7回の攻撃で巡ってきた打席でも代打を送られることなく続投し、8回プロ最多161球で降板していた。

 試合後、金本監督は課題の立ち上がりを克服できなかったことを理由に「最後まで投げさせるつもりだった。もう何点取られても」と“懲罰続投”だったことを明言。香田投手コーチも「こういう投球をしていると、チームの士気が下がる」と苦言を呈していた。

 9日、通常通り試合前練習に参加した藤浪は、軽めのキャッチボールなどで調整し「しっかりトレーニングできるし、肩、肘のケアもできる。有効に使っていきたい」と今後を見据えた。最短10日の抹消期間で復調のきっかけをつかむ。

続きを表示

2016年7月10日のニュース