【南北海道】札幌国際情報 南北海道大会進出 指揮官は元日ハム投手「毎年試行錯誤」

[ 2016年7月4日 19:50 ]

第98回全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部Cブロック代表決定戦 札幌国際情報14―9札幌静修

(7月4日 札幌円山)
 日本ハム時代に8勝を挙げた有倉雅史監督(49)率いる札幌国際情報が4日、第98回全国高校野球選手権南北海道大会への出場を決めた。

 札幌円山で行われた札幌支部Cブロック代表決定戦で札幌静修を14―9で撃破。05年秋の監督就任後、06年春に全道大会に出場したが、甲子園につながる大会での支部予選突破は初めてだ。

 「長かった? そうですね。毎年試行錯誤しながらやっています」。公立校で指導する難しさを感じながらも、今年は手応えのあるチームに仕上がった。肘の故障で1年を棒に振った左腕の菊田一路(3年)が今春復帰。この日は制球に苦しむエースを打線が15安打14点と援護した。

 ティー打撃1日1000球と25メートルのシャトルラン5本をノルマにした冬場の打ち込みと走り込みが実った。「春は菊田が頑張った。夏はピッチャーがダメな時には打つ方でカバーしようと選手に話していた。どこからでも点が取れる。ひと冬越えて、しっかり振れるようになった」と活発な打線を評価した。

 「今の3年生は核になる選手がいないが、一生懸命な子たち。力はないが、チームとしてはまとまっている」と1戦ごとにたくましさをました選手たちに目を細めた有倉監督。大きな壁を突破し、初甲子園まであと4勝だ。

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2016年7月4日のニュース