【東東京】都駒場 コールド負け、女子部員・赤岡が抱いた“新たな夢”

[ 2016年7月4日 09:15 ]

<正則学園・都駒場>ベンチから選手を鼓舞する都駒場・赤岡助監督(左)

第98回全国高校野球選手権・東東京大会1回戦 都駒場1―11正則学園

(7月3日 神宮)
 東東京の都駒場は正則学園の強打に屈し、1―11のコールド負け。入学時から男子と同じ練習をこなし、今大会は助監督としてベンチ入りした女子部員・赤岡毬萌(まりも)内野手の最後の夏が終わった。「ユニホームを着せてベンチに入れてくださった先生方には本当に感謝しています。貴重な体験ができてよかった」。ベンチから「周りを見ろ」と大声で仲間を鼓舞し続け、試合中にタオルの準備など雑用も行ったなでしこ球児は「(敗戦は)つらいけど、試合で初めて(選手と)ハイタッチしたのがうれしかった」と振り返った。

 卒業後は「スポーツ通訳や女子プロ野球に興味がある。女子野球と一般の人の懸け橋になりたい」と、新たな夢を口にした。「男子(野球部)の中の女子の立場を3年間見させてもらって、女子野球を確立したスポーツにしなきゃいけないと思った。(侍ジャパン女子日本代表が)ワールドカップ4連覇していることも全然知られていないので、もっと知ってもらいたいです」。女子野球を日本に、そして世界に広めるため、次のステージへ進む。

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2016年7月4日のニュース