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山田 50発ペース 28号は2日連続決勝弾、ヤクルト最下位脱出

<ヤ・巨>7回無死一塁、山田が左翼席に28号の逆転2ランを叩き込む

セ・リーグ ヤクルト6―3巨人
(7月3日 秋田)
 完璧な狙い打ちだった。1点を追う7回無死一塁。ヤクルトの山田は代わったばかりのマシソンが制球に苦しみ、3ボール1ストライクになると、バットを少しだけ短く持った。そして速球に的を絞り込んだ。

 「マシソンは球が速い。追い込まれていないけれど、長く持つと安打が出る確率が低くなると思ったから自分で判断した」。150キロのツーシームは内角に来た。コンパクトに振り抜くと、打球は左翼席中段まで飛んだ。逆転2ラン。見事な対応力が生んだ2戦連続決勝弾だった。頼りになる4番が5月21日以来、約1カ月半ぶりにチームを最下位から脱出させた。

 リーグを独走する28号。今季80試合目で、ついにシーズン50発ペースに乗せた。「それはあまり意識しないようにしたい。意識し過ぎると大振りになってしまう」と謙遜したが、その打撃には味方のナインですら驚き、この日4安打した雄平は「しびれた。ほれそうになった」という。13年に60本塁打の日本記録を樹立したバレンティンが28号を放ったのは、7月6日(チームは73試合目)のことだった。同じようなペースでアーチを量産する山田を「最終的に45から50本は打つだろう」と予想した上で「もしも(自身を)抜くことがあれば、それはうれしい」とエールを送った。

 23歳で通算100本塁打にも王手をかけた。秋田では昨季から3戦連発。ヒーローインタビューで秋田のファンに向けて「凄い気持ちいいです。ありがとうございま~す!」と声を張り上げた。5位とはいえ、2位・中日まで1・5ゲーム差と上位進出も視界に捉えた。「一戦一戦、今日みたいな戦い方をすればチャンスはある。野球は何があるか分からない」。4番を任され、14試合で8本塁打。チームを9勝5敗と上昇気流に乗せた男には風格が漂っていた。 (町田 利衣)

 ▼ヤクルト・杉村チーフ打撃コーチ ここで1本欲しいというところで打っている。本人も4番の自覚が出てきたのでは。鳥肌が立つよね。恐ろしい23歳だ。

 ▼ヤクルト・真中監督 ライナーがぐんぐん伸びて素晴らしかった。チームを勇気づける貴重な一発だった。

 ≪6本連続殊勲弾うち4本がV弾≫山田(ヤ)が2試合連続の28号逆転2ラン。これで6月19日西武戦で初回に逆転2ランを放ってから6本連続の殊勲アーチ(先制、同点、勝ち越し、逆転)。うち6月24、25日中日戦、2、3日巨人戦と4本がV弾とすさまじい。チーム80試合目での28号は昨年の112試合目を抜く自己最速ペース。最終50本に届く計算になる。また、球宴までの最多本塁打は64年王(巨)の37本だが、ヤクルトでは13年バレンティンの32本。前半戦残り8試合で山田はどこまで積み上げるか。

[ 2016年7月4日 05:30 ]

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