広島、32年ぶり11連勝!黒田投打に活躍、日米通算200勝王手

[ 2016年6月29日 21:09 ]

<広・ヤ>1回無死、大引のバットをへし折り遊ゴロに打ち取る黒田

セ・リーグ 広島8―1ヤクルト

(6月29日 マツダ)
 球団史上22年ぶりの10連勝中と絶好調の広島が、ヤクルトに8―1で逆転勝ち。1984年以来32年ぶりの11連勝となり、貯金を今季最多の16とした。先発の黒田は7回1失点で今季6勝目。打撃でも走者一掃の二塁打を放つ活躍で日米通算199勝とし、200勝に王手をかけた。

 2回に山田に先制ソロを許したが、3回1死満塁から菊池が右中間を破る2点適時二塁打を放ち逆転。さらに2死二、三塁でルナが中前へ2点適時打を放ちリードを広げた。6回には2死満塁から黒田が左越えの走者一掃二塁打。自身のバットで貴重な援護点を挙げた。

 黒田は山田に浴びた一発以外はほぼ完璧。打たせて取る投球で3回から7回まで1安打に抑え、反撃の糸口を与えなかった。8回はヘーゲンズ、9回は今村が無失点で締めた。

 広島は1984年4月に球団記録となる12連勝をマーク。この年は75勝45敗でセ・リーグを制し、日本シリーズでも阪急を4勝3敗で下し日本一に輝いた。以降日本シリーズには2度出場しているものの、日本一は84年が最後となる。

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