13年目の開花!ソフトバンク城所「びっくり」交流戦MVP

[ 2016年6月23日 05:30 ]

交流戦のMVPに選ばれ賞金ボードを手に笑顔の城所

 日本生命セ・パ交流戦の表彰選手が22日に発表され、勝ち越しリーグの勝率1位チームのソフトバンクから選ばれる最優秀選手賞(MVP)は、12球団トップの打率・415をマークした城所龍磨外野手(30)が受賞し、賞金200万円を獲得した。また、セ、パ各1人の日本生命賞(賞金100万円)は、セが広島の鈴木誠也外野手(21)、パは日本ハムの大谷翔平投手(21)に贈られた。

 プロ13年目の大ブレーク。これまでファームの月間MVP(06年5月)を受賞したことが唯一の表彰だった城所は「うれしいし、本当にびっくりしている。出来過ぎなぐらい」と喜びを語った。

 5月31日に始まった交流戦に入って先発メンバーに定着し、12球団トップの打率・415をマーク。さらに昨季までの12年間でわずか1本塁打だった30歳は5本塁打(今季は6本)と長打力も見せつけ、12打点、6盗塁と大暴れした。

 12日の巨人戦(ヤフオクドーム)では自身初の2打席連続本塁打。工藤監督から「帰り気をつけろよ。事故るなよ」と言われ、城所も「自分が打ったんじゃなくて、誰かが打ってくれたと思う」といまだに信じられない様子で振り返った。交流戦最終戦の19日阪神戦(甲子園)でも自身初の満塁本塁打を放ち、チームを2年連続の最高勝率に導いた。

 賞金200万円の使い道について、今季年俸1900万円の30歳は「両親に何かプレゼントしたいです。あとは僕も長く野球をやりたいので、サプリメントを買います」と笑顔で話した。

 ▼日本ハム・大谷 交流戦に入る数試合前からのいい流れで3試合とも投げることができました。自分自身の結果を出すこともできましたが、何よりもチームの勝利に貢献できたことが良かったです。素晴らしい選手がそろうパ・リーグで1人だけが頂けるこの賞を励みにして、今後のリーグ戦も頑張ります。

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2016年6月23日のニュース