イチロー 新記録バットの価値は“プライスレス”まさに国宝級

[ 2016年6月16日 19:49 ]

9回に右翼線の二塁打を放ち、日米通算で4257安打としたイチロー(AP)

 オリックス時代から20年以上にわたって交流がある、お宝鑑定士の前野重雄氏(63)は、新記録達成バットの価値について“プライスレス”とした。

 バリー・ボンズ氏(現マイアミ・マーリンズ打撃コーチ)がシーズン73本のホームラン新記録を樹立した際にボールの所有権争いが裁判沙汰になるなど近年、お宝グッズをめぐる争奪戦が国境を問わず社会問題化。それをきっかけに「“殿堂入り”するようなグッズに価値を示さない」という不文律が、鑑定士業界の間で世界的に広がっているという。

 今回の記念バットは、資産価値で測れない“国宝級”の逸品か?との問いかけに「まさしくその通り」と断言。米クーパーズタウンの野球博物館に近い将来、展示されることを願った。

 一方、自らも数多く所有する過去のレアなイチローグッズに関しては「今後、価値が高まる可能性がある」と新記録効果による高騰を予想した。

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