偉業にもイチロー節「そんなに大きなことという感じはしていない」

[ 2016年6月16日 09:18 ]

日米通算4257安打を放ったイチローを、ベンチで迎えるマーリンズの選手、スタッフら(AP)
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ナ・リーグ マーリンズ3―6パドレス

(6月15日 サンディエゴ)
 マーリンズのイチローが15日(日本時間16日)のパドレス戦で2安打をマークし、ピート・ローズの持つメジャー通算最多安打記録の4256安打を日米通算で上回った。1回に捕前安打を記録すると、土壇場の9回2死一塁から4257安打目となる右翼線二塁打。敵地の観客が大きな声援を送ると、42歳はヘルメットを取り、祝福に応えた。

 当たり損ねながら足で稼いだ初回の安打に続き、9回は会心のクリーンヒットで快挙を達成。試合後に会見したイチローは4257安打という大記録について「ここにゴールを設定したことがなかったので、実はそんなに大きなことという感じはしていない」とクールなコメントを口にしながらも、ファンや同僚の祝福に「チームメートやファンの方々の反応がすごくうれしかった」と喜び。

 ローズ氏が14日付の米全国紙USAトゥデーで「日本では私を安打のクイーン(2番目)にしようとしている」と不満を示すなど、日米通算記録とメジャー記録を比較することには米国で異論もある。イチローは「日米通算という数字はどうしたってけちがつくことは分かっていた」と話した。

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