米側は消極的…熊崎コミ 20年東京五輪に大リーガーの参加要請

[ 2016年6月16日 05:30 ]

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(74)は15日、大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナー(57)と9日にニューヨークのMLB事務局で行った会談について、2020年東京五輪の追加種目に野球が選ばれた場合、大リーガーの参加を要請したことを明かした。

 約90分間話し合い「米国と日本が強力なチームによって対戦し、熱戦を繰り広げるということが大きな関心を持たれている現状を伝えた。大リーガーを含めた強力な選手が日本に来る要望、強い気持ちを話に盛り込んだ」と語った。

 熊崎コミッショナーはMLBとの交渉窓口は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)であることを強調した上で「東京五輪組織委、WBSCと共同歩調を取りながら、フォローしていきたい」と説明した。

 大リーグ側は、トップ選手の派遣には消極的とされ、マンフレッド・コミッショナーは、今回の会談後、米メディアの取材に対し「五輪は重要なイベントであると認識はしているが、大会プログラムや競技実施の期間が分かるまでは、コメントは控えたい」と話していた。

続きを表示

2016年6月16日のニュース