小笠原3度目の正直だ 過去2戦は救援陣打たれ白星つかず

[ 2016年6月14日 05:30 ]

ナゴヤドームで調整した(左から)バルデス、小笠原、若松

 初勝利は、本拠地で飾る。16日のロッテ戦で中日ドラフト1位の小笠原がナゴヤドームで初登板する見込み。プロでのデビュー戦となった5月31日のソフトバンク戦(ヤフオク)も、6月7日のオリックス戦(京セラドーム)も敵地でのマウンドだっただけに、気合もこれまで以上だ。

 「7回を投げられたらうれしい。試合中は球数を気にしたら逆に増える。腕を振ってポンポン投げたい」

 過去2試合とも5回を投げたところで降板しており、中継ぎ投手に負担をかけていることを猛省。92球、105球と球数が多いことが理由に挙げられるが、気にせず甲子園V腕を思い切り振ることだけに集中するつもりだ。

 白星こそ付いていないが、2度とも勝利投手の権利を得ての降板。救援陣が逆転を許したためだが、ドラフト制後、先発デビューした12球団の高卒新人で救援陣が打たれて2戦も白星が消えたのは初めて。前回までの中6日から今回は先発ローテーション再編により中8日の可能性が高いが、「やるだけです」と気にしたそぶりは全くなかった。

 先輩の投球を見て学んだ。11日の西武戦では大野が145球の完投。5月24日の初昇格後は勉強のためにほぼベンチで戦況を見守っており、「勉強になりました」―。オープン戦では3月21日のロッテ戦でナゴヤドームのマウンドを経験しており、8回の1イニングを無失点。3度目の正直をめざす。(細川 真里)

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