ロッテ ハンシン半疑3連破 挑発ポスター的中「本当に強いの?」

[ 2016年6月10日 07:11 ]

ロッテが発表した阪神戦挑発ポスター

交流戦 ロッテ7―2阪神

(6月9日 QVCマリン)
 本拠地でロッテが勢いを取り戻した。前カードDeNA戦(横浜)で3連敗を喫したが、QVCマリンで阪神相手に同一カード3連勝。

 14安打7得点に伊東監督は「打線が点を取ってくれて楽に試合を見られた。横浜3連敗を何とか消せたので、また明日から新たな気持ちで頑張りたい」と声を弾ませた。

 打線の中でも、7番に座る鈴木が光った。2回1死で迎えた第1打席、藤浪から右中間二塁打で連続試合安打を「11」に伸ばす。4回無死では左前打。6―2の5回2死二塁からは右翼フェンス直撃の適時三塁打でダメ押しした。今カード初戦の7日の第3打席から、これで9打席連続出塁。2戦連続猛打賞で、4日に3割を下回った打率は・323まで急上昇した。引っ張りが多かった打撃だが、打席に立ったときにセンター方向を心掛けるようにした。「ボールの見え方がいい。逆方向への当たりも出ているし、内に入ってくれば引っ張れている」と好調の要因を明かした。

 本塁打が出ればサイクル安打達成だった7回の第4打席。5点リードで「思い切りいった」と3ボール1ストライクから強振したが右邪飛。「とにかく無理でした。そんなに甘くない」と苦笑い。人生初の快挙は逃したが「3つ勝ててチームがいい状態でカードが変わる」と白星を喜んだ。

 負けない首位・ソフトバンクにしがみつくためにも、勝利を積み重ねるしかない。10日からのヤクルト3連戦の初戦は、エースの涌井がマウンドに上がる。「ワクさんのときは点が取れていない。野手陣で頑張りたい」と最後は主将らしく締めくくった。 (町田 利衣)

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