大学No・1遊撃手、中京学院大・吉川 ワクワク初全国だ!

[ 2016年6月6日 05:30 ]

健闘を誓い合う(左から)中京学院大・吉川、明大・柳、富士大・小野

 第65回全日本大学野球選手権記念大会が6日、神宮球場と東京ドームで開幕する。5日は東京・明治神宮会館で開会式が行われ、出場27校の選手らが参加した。今秋ドラフト候補の遊撃手で、大学日本代表候補入りしている中京学院大・吉川尚輝内野手(4年)は今大会初出場で全国初勝利を誓った。

 大学No・1遊撃手が初の全国舞台でベールを脱ぐ。開会式に出席した吉川は「神宮に行きたい気持ちをずっと持ってやってきた。ワクワクしている」と目を輝かせた。

 50メートル5秒7の俊足と高い守備力が武器。大学日本代表候補には3年だった昨年も選ばれ、候補合宿で1学年上の高山(現阪神)や柴田(現DeNA)らとプレー。自身は代表から漏れ「自分はまだまだと実感した」という。4年生になり「注目されることで自覚が芽生えた」と今春は打率・509で、三拍子そろった姿を見せた。

 リーグ戦でも多くのスカウトが視察に訪れたが、全国舞台ではさらなる熱視線が注がれる。「点にしっかり絡んでアピールしたい」。6日、神宮での日本文理大との開幕戦で打って走って、存在感を見せつける。 (松井 いつき)

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2016年6月6日のニュース