メヒア、お代わり2発!本家不在も満弾18号&19号2ラン

[ 2016年6月4日 06:23 ]

<神・西>3回2死、メヒアは中越えに満塁本塁打を放ちナインに迎えられる

交流戦 西武12―3阪神

(6月3日 甲子園)
 「おかわり君」がいなくても、西武にはもう一人の「4番」がいる。0―0の3回2死満塁。岩貞の144キロ直球を振り抜いたメヒアの打球が浜風を切り裂いた。

 「しっかりとコンタクトすることを意識した結果だよ」。今季2本目となる18号満塁弾は甲子園の深い右中間スタンドへと吸い込まれ、4万3000人超の虎党を沈黙させた。

 そして、8回1死三塁で今度は秋山からバックスクリーンに突き刺す19号2ラン。本塁打ダービーを競う日本ハム・レアードが東京ドームで18号を放って並ばれたわずか1分後に、再び単独キングの座に返り咲いた。「レアードも調子がいいけど、1本上回ってうれしいよ」と笑顔を見せた。

 メヒアは4月22日の楽天戦(西武プリンス)から5試合連続で4番として出場した。右手首に死球を受けて欠場していた中村の代役だったが、24日の同戦でも満塁弾を含む3本塁打7打点と大暴れ。今回も、腰痛のためにDHのないセ・リーグ主催試合でスタメン出場できない中村に代わって4番に指名された。今季2度のグランドスラムはいずれも4番で打ったもの。4月に本拠地のお立ち台で発した「メヒアさまさまや!」のフレーズはファンの間で人気となり、グッズ化された。田辺監督も「“さまさま”だったね」と絶賛した。

 チームは今季最多の12得点で3連勝。最大9あった借金も2まで減らした。「中村さんがいないのはチームにとってマイナスだけど、彼は代打で仕事をしてくれるはず。だから自分も自分の仕事をするだけ」とメヒア。DH制がない交流戦でも「レオの4番」は頼りになる。(重光 晋太郎)

 ▼西武・森(6番・右翼で2安打を放ち、1軍昇格後初安打をマーク)ホッとしました。一日だけでは駄目なので、これからも一日1本を。

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