オコエ躍動 3タコも足で攻めた けん制かいくぐりプロ2個目盗塁

[ 2016年6月3日 05:57 ]

<楽・神>6回1死一塁、打者・岡島の時、一塁走者・オコエが二塁盗塁を決める

交流戦 楽天0-3阪神

(6月2日 コボスタ宮城)
 楽天は藤浪の前にわずか1安打で零封負け。早くも自力優勝の可能性が消え、梨田監督は「ストライク先行でつかみ所がなかった。何の策も講じられなかった」と白旗を揚げた。

 苦戦の中でドラフト1位のオコエが躍動した。3試合連続「9番・中堅」で先発出場。3打数無安打も足で攻めた。6回無死一塁は藤浪の前に投ゴロ。併殺崩れで一塁に出ると自慢の俊足でプレッシャーをかけた。1球、2球…続けてけん制が入る。必死に投球モーションを盗み、タイミングをうかがった。

 2ボール1ストライクから藤浪が150キロ直球をリリースした瞬間にスタート。最後は強烈なスライディングで悠々と二盗を決めた。試合前の早出練習で速球対策として打撃マシンを5メートルの距離から打つも実らず。出場13試合ぶりにプロ2つめの盗塁成功がせめてもの意地だった。

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2016年6月3日のニュース