プロ初登板初勝利の阪神・青柳「最高です!」連発、記念球は母に

[ 2016年6月1日 22:22 ]

青柳はプロ初登板初勝利をあげインタビューでウイニングボールを掲げる

交流戦 阪神5―3楽天

(6月1日 コボスタ宮城)
 阪神のドラフト5位ルーキー右腕、青柳晃洋投手(22=帝京大)が1日、コボスタ宮城で行われた楽天との交流戦で初登板初先発、粘り強い投球で5回1失点の好投を見せ、プロ初勝利を飾った。

 この日の青柳は初回に先頭・岡島に四球を与えるなど、力みが見られたが後続を断ち、3回には1死満塁のピンチにも、ウィーラーを空振り三振、銀次を遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。青柳の奮闘にチームも応え、4回には狩野が1号3ランを放って援護。青柳はその裏にオコエにプロ初の適時打を浴びたが、失点はこの1点だけ。5回110球を投げ、許した安打はわずか3本の堂々たるデビューだった。

 青柳は初のお立ち台で、今の気持ちを「最高です!」と絶叫。この日の先発を告げられたのは「昨日です」と言われていたことも明かした。それでも「準備は常にしていた。気持ちの整理だけして落ち着いてマウンドに上がりました」と冷静に振り返った。

 投球内容については「四死球が多かったが、次につながるピッチングができた」と2度目の登板を見据えた。ウイニングボールは「母にプレゼントしようと思う」と笑顔で答え、宮城まで応援に駆け付けた家族の前での快投に、2回目の「最高です!」で締めくくった。

続きを表示

2016年6月1日のニュース