明大1年・森下暢“神宮初白星”同学年オコエ、小笠原に負けん

[ 2016年6月1日 05:30 ]

早大3回戦に登板した明大の森下

東京六大学野球新人戦 明大9―5法大

(5月31日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、明大と慶大が準決勝に駒を進めた。明大は昨夏U―18日本代表の森下暢仁投手(1年)が4番手で登板。タイブレーク突入後の11、12回を無失点に抑え、勝ち投手となった。慶大は右腕・衛藤航投手(2年)が東大を3安打完封した。

 昨夏の侍ジャパンU―18代表戦士が、新人戦ながら「神宮初白星」をつかんだ。すでに今春リーグ戦で3試合に登板している森下暢は「投手陣がつないでくれて、打線も援護してくれた。こういう形になって良かった」と控えめに喜んだ。

 大分商でプロ志望届を提出していれば指名確実と高い評価を受けていた最速148キロ右腕。明大が3月に行った米国遠征には入学前ながらメンバーに選ばれた。今春リーグ戦は5月15日の早大戦で救援デビューを果たした。この日は5―5の延長11回から登板。10回から無死一、二塁開始のタイブレークで、11回1死二、三塁では冷静にスクイズを外し、後続も抑えた。「思い切り内角を突いてスクイズさせないように投げた。ラッキーだった」と涼しい顔で振り返った。

 昨夏U―18ワールドカップ直前の大学日本代表との壮行試合で、大学生の高いレベルを目の当たりにし、明大進学を決断した。当時の代表20人中7人がプロに進み「刺激を受けています」。4年後に同じ舞台で戦う夢に向かって一つ歩みを進めた。(松井 いつき)

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2016年6月1日のニュース