【清原被告説諭全文】心が折れそうになったら、お父さんの手紙を読み返して

[ 2016年6月1日 08:41 ]

清原和博被告

清原和博被告判決公判

(5月31日 東京地裁)
 この裁判を裁いた私の立場から1つ申し上げたいことがあります。このような覚醒剤事件を起こしたことで、あなたは公私両面で厳しい現実が待っていると思います。覚醒剤をやめることは、あなたも知っているように、容易ではありません。

 ただ、あなたは決して一人ではありません。お父さんや親戚、支援者、証人出廷してくれた佐々木(主浩)さん、嘆願書に署名してくれた地元の多くの人たち、全国の根強いファンがあなたの更生を願っています。もし心が折れそうになったら、お父さんの手紙を読み返してみたり、支援者と相談してみるのもよいのではないでしょうか。

 専門治療を受けることもいいことだと思います。何より薬物の関係者との関わりをきっぱり断つことが大切です。あなたが会いたいと願っている息子さんたちのためにも(覚醒剤を)やめてください。息子さんのためにも一日も早く立ち直り、人の役に立つ人になってくれることを裁判所としても期待しています。

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