広島・中村恭 1127日ぶりプロ2勝目 黒田金言でベイ連勝阻止

[ 2016年5月30日 05:30 ]

<D・広>3年ぶりの白星を挙げた広島先発の中村恭

セ・リーグ 広島6―0DeNA

(5月29日 横浜)
 待望の美酒に酔った。広島・中村恭が今季3度目の先発で5回2/3を3安打無失点。13年4月28日の中日戦(マツダ)以来1127日ぶりのプロ2勝目を挙げた。

 名誉挽回だ。制球難から3回途中で4失点KOされた前回22日の阪神戦(甲子園)から中6日。背水の陣でDeNAの7連勝を阻止した。

 「とても長かった」

 立ち上がりは暗雲漂った。初回先頭の梶谷にストレートの四球。二盗に成功し、三盗まで試みた梶谷を女房役の磯村に刺してもらい勢いづいた。

 「ストライクを投げなければ…という意識はなかった。ゾーン勝負でいいと思っていました」

 前回KO後、ベテランの黒田からストライクゾーンをアバウトに設定し、腕を振ることの重要性を説かれ、実践した。6回2死から筒香に左中間二塁打された直後に右ふくらはぎがつり救援陣に後を託した。それでも緒方監督は「よく投げた。いい投球」と評価を上方修正した。

 打線も6回に丸、松山の連続アーチで一気に4点を奪って左腕を援護。チームは連敗を2で止めて5月の勝ち越しを決めた。首位で31日からの交流戦に臨む。

 ▼広島・丸(今季初の4安打で4打点。43打点でリーグトップに並ぶ)思うような結果が(最近は)出ていなかったが、いいきっかけになった。

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2016年5月30日のニュース