楽天観覧車、ハム関係者も熱視線 新球場へ「参考にすることある」

[ 2016年5月28日 13:46 ]

 楽天球団が28日の楽天―日本ハム(コボスタ宮城)の試合前、北海道のメディアに対し、左中間後方に新設した観覧車の試乗会を開催した。北海道新幹線が開通し、仙台へのアクセスが楽になった。「この球場の雰囲気が北海道の方に少しでも伝われば」と、日本ハムファンの来場に向けてアピールした。

 球場の一部ながら公園と一体化した「スマイルグリコパーク」の中に誕生した観覧車は高さ36メートル、一周約6分でグラウンドを見下ろし、天気がよければ仙台港まで見渡せる。何より、その華やかな雰囲気が野球場を「ボールパーク」に変えた。

 新球場の建設構想を持っていることが明らかになった日本ハム関係者も熱視線を送った。観覧車が完成して初めての仙台遠征となった栗山監督は「見晴らしがよさそうだね。セ・リーグ中心に見られていた時代もあったけど(今は)違う。素晴らしいね」と感想をもらした。日本ハム球団スタッフも観覧車の試乗。竹田憲宗球団社長は「参考にすることはいっぱいあるね。今の球場は野球を応援するだけではなくなっている。コミュニケーションの場であり満足度は変化している」と楽天球団の取り組みに感心していた。

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