「智之に申し訳ない」由伸監督、自責ゼロで敗戦投手の菅野気遣う

[ 2016年5月27日 22:13 ]

<巨・神>振るわない打線にベンチで渋い表情の高橋監督(左から2人目)ら巨人首脳陣

セ・リーグ 巨人0―1阪神

(5月27日 東京D)
 今季初の6連敗を喫し、借金生活に突入した巨人の高橋由伸監督(41)は「ずっと援護してやれない。智之に申し訳ない」と7回6安打1失点(自責0)と力投しながら今季初黒星を喫したエースの菅野智之投手(26)を気遣った。

 初回、1死一、二塁からゴメスが打った遊撃へのゴロを坂本が三塁へ悪送球(記録は内野安打と坂本の失策)する間に先制点を許し、この1点が決勝点。巨人戦初先発の岩貞に散発3安打に抑え込まれてプロ初完投初完封を許し「チャンスらしいチャンスもなかった。数字が物語っているようにいい投手。いつも言っているように、打席に立ったら投手と勝負。結果を出すしかない」と試合を振り返った。

 この日、出場選手登録して即「6番・一塁」で先発起用した14年ドラフト1位の岡本和真内野手(19)は1点を追う2回、1死一塁で遊ゴロ併殺打に倒れ、4回の2死一、三塁では空振り三振。先頭打者として打席に入った7回は見逃し三振に終わり、この回限りでベンチに下がった。それでも高橋監督は「期待はしています。結果はどうであれ、思い切ってやってほしい。スタートに立ったようなまだ立っていないような選手ですから、チャンスがある限り思い切ってやってほしい」とエールを送った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年5月27日のニュース