立大 今世紀初V届かず…3戦連続先発の田村3失点で号泣

[ 2016年5月24日 05:30 ]

<立大・明大>7回途中、3失点で降板する立大先発・田村

東京六大学野球第7週最終日 立大1―3明大

(5月23日 神宮)
 試合後の三塁側ベンチで立大・田村が号泣した。3日連続先発も、6回2/3を6安打3失点で敗戦=写真。今世紀初優勝を逃して「勝ちたかった。疲れは全くなかったし調子は良かった。あそこで粘り切れないのが自分の弱さ」と声を絞り出した。

 前日の試合終了直後に溝口智成監督から先発を告げられた。5回まで1安打無失点。6回に先制点を献上も7回、自らの適時打で追いついた。しかし、その裏に連続適時打を浴びて降板。3日間計235球の熱投は実らなかった。

 14年秋も優勝に王手をかけながら涙をのんでいる指揮官は「精いっぱい自分たちの戦いはできたけどあと一歩」と悔しさをかみしめた。明大の胴上げを真っ赤に腫らした目に焼き付けた田村は「どんな展開でも打たれない絶対的な存在にならないといけない」と秋の雪辱を誓った。(青木 貴紀)

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2016年5月24日のニュース