ギャレ初2軍降格 守って1イニング2失策、打っては4タコ

[ 2016年5月23日 05:30 ]

<中・巨>6回無死一、二塁、ナニータの一ゴロを二塁へ悪送球するギャレット

セ・リーグ 巨人1-5中日

(5月22日 ナゴヤD)
 巨人は2カード連続の負け越しで、10日以来の首位陥落となった。目立ったのはギャレットだ。1イニングに2度の失策を犯し、打っても4打数無安打。高橋監督は「(守備で)ミスが出た。考えないといけないです」と渋い表情を浮かべた。

 「ミス」は、1点リードされた6回に起きた。無死一、二塁で一ゴロを捕球。併殺を狙った二塁送球が「ちょっと慌ててしまった」と中堅側にそれ、二塁走者の生還を許した。さらに2点を追加された後、無死一、二塁で送りバントの処理で一塁へ悪送球した。

 球団の一塁手では04年のペタジーニ以来、12年ぶりの1イニング2失策。「打撃が守備に影響したとは思わない」と因果関係を否定したが、3、5、8回と3打席連続で空振り三振に倒れた。

 打率・225、7本塁打、21打点。当初から指摘されていた守備の不安に目をつぶれるだけの打力も影を潜める。生真面目な性格もあり、首脳陣はリフレッシュを兼ねた再調整が必要と判断。メンドーサとともに、来日初の2軍降格を決めた。代わりにアンダーソンが1軍に昇格する。

 2月に左肘手術を受けて開幕を2軍で迎えたアンダーソンは、21日から2軍で実戦復帰。この日はイースタン・リーグ・チャレンジマッチのフューチャーズ戦(ジャイアンツ球場)で右中間へ2ランを放ち「少しずつ感覚は戻っている」と話した。24日からは首位・広島との敵地3連戦。指揮官は首位攻防戦を前に、刺激を注入した。(川手 達矢)

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2016年5月23日のニュース