巨人・坂本 12回逆転サヨナラ打 ドタバタ9回追いつかれるも堅首

[ 2016年5月13日 21:53 ]

セ・リーグ 巨人3―2ヤクルト

(5月13日 東京D)
 巨人は1点リードの9回に追いつかれるドタバタ劇の末、1点を追う延長12回に坂本の左翼線打で逆転サヨナラ勝ち。ヤクルト戦の連敗を4で止め、首位の座を保持した。

 1点を勝ち越された12回。2死から長野が右越え二塁打で出塁。一、二塁とし、坂本の左翼線打でサヨナラ勝ちした。

 終盤もつれたが、主導権は手放さなかった。2回に村田のソロ本塁打で先制すると、先発の菅野は8回までヤクルト打線相手に許した安打は1本のみ。二塁すら踏ませない完封ペースだった。

 しかし、1―0の9回に落とし穴が待っていた。先頭の代打・今浪を四球で歩かせると、続く代打・荒木の送りバントは捕飛も、捕手・小林が一塁へ悪送球。ボールが代走・比屋根に当たって直接、スタンドに飛び込み、三塁に走者が進むと、坂口に中前適時打を浴びた。菅野にとってヤクルト戦は今季、25イニング目で初失点。結局、2桁10三振を奪いながらも9回を2安打1失点で交代した。

 12回の守りでは1死一、三塁で大引のゴロを4番手・田原誠が併殺をあせってベースカバーのいない二塁に送球(記録は野選)。守りのミスで勝ち越しを許したが、最後まで諦めなかった。

 総力戦を制し、ヤクルト戦の連敗を4で止めた巨人。首位の座を何とかキープした。

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2016年5月13日のニュース