ダル、3A戦で3度目リハビリ登板 4回54球でソロ被弾のみ

[ 2016年5月13日 10:15 ]

2回、ホゼ・タバタを空振り三振に仕留めるダルビッシュ

 右肘手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、3度目のリハビリ登板に臨んだ。傘下3Aラウンドロックの一員として、オクラホマシティー戦に先発。4回を投げ、術後初の本塁打を浴び、1安打2失点(自責点1)だった。

 プレーボールから7球連続ボールと立ち上がりは乱れた。連続四球でいきなり無死一、二塁に。その後、2死二塁で打者を中堅への浅い飛球に打ち取ったかに見えたが、これを中堅手が落球。失策が記録され、その間に二塁走者の生還を許した。

 しかし、2回になるとすっかり立ち直り、圧巻の3者連続三振。3回も先頭から左邪飛、二ゴロ、中飛と2イニング連続の3者凡退と危なげなく抑えた。

 4回は先頭の3番ブラウンに、この日最速となる95マイル(約153キロ)の速球を捉えられ右越えソロを許した。ただこれで乱れはせず、後続は三ゴロ、二ゴロ、左飛と打ち取った。予定の4イニングを54球で投げ抜き、打たれた安打はこの本塁打1本だけだった。

 昨年3月に全治1年以上の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたダルビッシュは、1日に傘下2A戦で手術後初実戦登板に臨み2回無安打無失点。いきなり最速97マイル(約156キロ)を計時した。前回は6日に傘下3A戦に投げ、3回2安打1失点で最速98マイル(約158キロ)をマーク。今後もマイナー戦でリハビリ登板を重ね、メジャー復帰は5月27日(同28日)からの本拠地でのパイレーツ3連戦が有力視されている。

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