法大 タイ勝 初スタメンで向山大仕事!3打点「鳥肌が…」

[ 2016年5月9日 05:30 ]

<明大・法大>3回1死一、三塁、投手強襲の適時打を放つ法大・向山

東京六大学野球第5週第2日 法大6―5明大

(5月8日 神宮)
  2回戦2試合が行われ、法大が逆転で明大を下し1勝1敗のタイに持ち込んだ。初スタメンの5番・向山(むこやま)基生外野手(2年)が4安打3打点でけん引した。また、7日の1回戦でエース宮台康平投手(3年)が完封し先勝した東大は立大に0―15で大敗。宮台の9日の3回戦先発は微妙な状況だが、総力戦で02年秋以来の勝ち点を目指す。

 初スタメンの向山が大仕事だ。1点を追う8回2死一、二塁。ここで救援した明大のエース柳のスライダーを中前へ同点適時打し、中堅手の送球エラーも重なり一塁走者も生還して逆転。「無心だった」と初々しく笑った。

 前節で負傷した4番・柴田を欠く中、青木久典監督が「ずっと代打で結果を出していた。大きく育ってほしい」と期待を込めて5番に抜てき。4安打3打点と見事に応えた。熊谷組で活躍し、92年都市対抗では久慈賞も受賞した隆康さん(58)を父に持ち「寮で父の現役時代の映像を見て刺激を受けている」という。

 法政二から進学。メンバー外が入る「第2寮」で暮らしながら深夜まで素振りをし、昨秋ベンチ入りを勝ち取った努力家。優勝争いに踏みとどまる1勝に「柴田さんの穴をしっかり埋めたい。父に一歩近づけたかな」と自信を深めていた。 (松井 いつき)

 ▼明大・柳(連投も救援失敗)あの場面なら、球どうこうよりも気持ちが必要。明日(9日)は疲れとか言ってられない。

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