マー君 2勝目ならずも内容に満足「いい集中力保って投球できた」

[ 2016年5月6日 12:06 ]

好投したが2勝目はお預けとなったヤンキース・田中

 ヤンキース・田中将大投手は5日(日本時間6日)のオリオールズ戦に先発し、8回を5安打無失点の好投を見せたが、味方の援護がなく0―0のまま降板。その後、チームは延長10回にサヨナラ負けした。今季2勝目はまたもお預けとなったが、今季最長8回を最多102球で投げ抜き、防御率は2・29となった。

 
 「調子はそこまで良かったとは感じていなかったですけど、でもゲームの中で、お、いいぞという感じが出てきたので、何が起きるか分からないという感じでしたね」と田中。尻上がりに調子を上げ、5、6回は連続3者凡退。8回も3者凡退で、最後の打者ジョーンズからスライダーで空振り三振を奪うとガッツポーズを見せた。「今日はバッターと勝負しながらアウトを積み重ねていけた。いい集中力を保って、ゲームを通して投球できたと思います」と今季一番の結果といえた。
 
 「最終的にチームが負けてしまった。もちろん勝った方がいいには決まっています。でも自分のできること、コントロールできることに集中して仕事していくことが大事だと思う」と田中。

 今季はここまで1勝0敗と、好投が自身の勝利や白星に結び付かないケースが多い。我慢のマウンドが続くが「長いシーズンいろんなことがあると思う。こういう時期も、チームの流れが良くないからと自分が駄目な投球していては駄目だし、そういう時こそ自分が我慢していい投球を続けていればと思う」とこの好投を続けていくことを誓った。

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2016年5月6日のニュース