また援護なく…DeNA今永 球団新人最多タイ14Kでも勝てず

[ 2016年4月30日 05:30 ]

<神・D>5回無死一塁、陽川(左)に逆転の中越え2ランを打たれる今永

セ・リーグ DeNA1―2阪神

(4月29日 甲子園)
 DeNAドラフト1位・今永が5度目の登板も5回に逆転2ランを浴びて初勝利を逃した。

 「勝利投手の権利がかかっていて、今までと違う感覚だった」。初めて1点リードの展開で5回のマウンドに上がると先頭・鳥谷に四球を与え、続く陽川に浮いた変化球をバックスクリーン横に運ばれた。球団新人タイ記録となる14三振を奪いながらも、6回2/3を3安打2失点で4敗目。ここまで33イニングで打線の援護はわずか2点と孤軍奮闘を続ける22歳は「自分で勝利をつかみに行かないといけない」と前を向いた。チームの借金は今季ワーストの10。ラミレス監督は「今永は良い投球をしたが、援護できていない」と嘆いた。

 ≪新人最多は17三振≫ルーキーの今永(D)が14奪三振。新人投手の1試合14奪三振以上(9回まで)は大場(ソ)が08年4月5日ロッテ戦で16三振を奪って以来8年ぶり。チームでは権藤正利が53年5月30日国鉄戦で奪った14三振の最多記録に63年ぶりに並んだ。なお、新人の1試合最多奪三振は90年野茂英雄(近鉄)の17、セ・リーグ記録は93年伊藤智仁(ヤ)の16。

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2016年4月30日のニュース