楽天 岡島で連敗ストップ 7回同点打&9回V打「絶対に打って…」

[ 2016年4月30日 05:30 ]

<オ・楽>9回1死三塁、岡島は左前に勝ち越しとなる適時打を放つ

パ・リーグ 楽天4―3オリックス

(4月29日 京セラD)
 迷いはなかった。3―3の9回1死三塁。初球だ。楽天の岡島は平野のフォークを左前にはじき返した。チームの連敗を3で止める決勝打。

 「絶対に打ってやろうと打席に入った。ランナー三塁で前進守備だったので、バットに当てたら何とかなると思った」。積極性で白星を呼び込んだ。

 開幕戦からリードオフマンとして打線を引っ張ってきたが、13日のロッテ戦(コボスタ宮城)で腰を痛め、戦線離脱。その後、チームは6連敗するなど急失速した。早期の復帰を目指し「私生活から変えた」。歯磨きも洗顔も物を拾うときも膝を曲げ、腰を使わないようにした。睡眠時は「あおむけやうつぶせはしんどい」と足に枕を挟んで横向きで寝た。努力のおかげで「自分でも予想以上に早かった」と26日の日本ハム戦(札幌ドーム)で1軍復帰した。

 2―3の7回2死三塁でも左前に同点打。3安打で打率・342はリーグトップに立った。「ここから勝っていけるように頑張りたい」という岡島に、梨田監督も「技術もあるが気持ちがバットに乗り移っている」と目を細めた。 (徳原 麗奈)

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2016年4月30日のニュース