故山本功児氏の通夜に400人 長男武白志「命懸けで甲子園に来てくれた」

[ 2016年4月25日 20:39 ]

故山本功児氏の祭壇

 ロッテで監督を務め、23日に肝臓がんのために64歳で死去した山本功児氏の通夜が25日、横浜市内の斎場で営まれた。DeNAに育成選手として所属する18歳の長男武白志は「最後は手を握った。父がいなかったら野球をやっていない。とにかく厳しかったけど、すごく優しかった」と思い出を語った。

 武白志は福岡・九州国際大付高で昨夏の甲子園大会に出場。山本氏は体調の優れない中で応援に駆けつけた。「命懸けで甲子園に来てくれた。(死去は)少し早いですね」と沈痛な表情を浮かべた。

 巨人で選手時代の山本氏を指導した長嶋茂雄元監督や、元同僚のDeNAの中畑清前監督、高田繁ゼネラルマネジャー(GM)ら約400人が参列。指導を受けたロッテの福浦は「功児さんには感謝しかない。今も信じられない」と声を震わせ、中畑氏は「兄弟のように過ごしてきた。熱い面も優しい面も見てきた」と故人をしのんだ。

 山本氏は1976年にドラフト5位で巨人入りした。84年にロッテに移籍し、88年を最後に現役引退。99~2003年はロッテで監督を務め、特に打撃指導に定評があった。

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2016年4月25日のニュース