Dバックス右腕 野手不足し守備に就く「レギュラーより良い動き」

[ 2016年4月25日 16:07 ]

ダイヤモンドバックスのシェルビー・ミラー投手 (AP)

ナ・リーグ ダイヤモンドバックス10―12パイレーツ

(4月24日 フェニックス)
 ダイヤモンドバックスのシェルビー・ミラー投手(25)が24日のパイレーツ戦で外野の守備に就くという珍しい光景が見られた。

 メジャーリーグでは投手が足りなくなって野手がマウンドに上がるということはよくあるが、この試合ではその逆。延長12回、8―10と2点を追うダイヤモンドバックスは無死一塁の場面で「7番・遊撃」のアーメドが見逃しの三振に倒れると、投球の判定に抗議して、球審から退場を言い渡されてしまった。

 すでに野手を使い果たしていたダイヤモンドバックスは、続く救援投手クリッパードの打席に代打としてエースのグリンキーをコール。このグリンキーが三塁への内野安打を放ち、1死一、二塁とチャンスが拡大した。

 グリンキーの代走には先発ローテーション2番手のミラー。ラストバッターのペラルタが適時二塁打を放ち、一塁から三塁に進塁すると、続くセグラの左前打で、同点のホームを踏んだ。結局、この回は同点止まり。直後の13回の守備ではもう野手が残っていないため、ミラーが左翼を守ることになった。

 ダイヤモンドバックスはこの回に勝ち越しを許すことになったが、ミラーにも守備機会があった。自身の頭を越える打球を追い、フェンス前のアンツーカー付近で立ち止まると、クッションボールをうまく処理して二塁へと正確に送球。この一連の動きにファンも反応し、ネット上では「正左翼手のヤズマニー・トマスより良い動きをしている」とのコメントも見られた。

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2016年4月25日のニュース