メッセ「3度目の正直」で今季初勝利 金本監督「勢いを甲子園へ」

[ 2016年4月7日 21:37 ]

<巨・神>今季初勝利を挙げ、レフトスタンドの阪神ファンの声援に両手を挙げて応えるメッセンジャー

セ・リーグ 阪神10―1巨人

(4月7日 東京D)
 打って投げての大活躍だった。阪神の先発メッセンジャーが8回を7安打1失点と好投。4回の第2打席では2点を先制し、なお2死満塁から右前に2点タイムリー。自らのバットで貴重な追加点を叩き出した。

 「味方がしっかり守ってくれたし、これだけ点を取ってくれたので、いい試合ができた」とメッセ。今季3試合目の登板で初白星を手にし「過去2試合は不運もあったけど、3度目の正直で1勝できてよかった。チームメートが本当にいい仕事をしてくれた」と仲間に感謝した。

 タイムリーを打った打席ではファウル3球粘って8球目を快打したが、四球と勘違いして一塁へ歩き出すシーンも。「ファウルを打ちすぎてカウントを忘れてしまったよ」と照れ笑いしたが、この一打で3回まで好投していた巨人の先発・平良をKOした。

 第1戦の藤浪、そしてこの日のメッセンジャーの勝利で伝統の一戦に2勝1敗と勝ち越し。「変わっていこうという年。両エースが東京ドームで勝てたということを前向きにとらえたい」金本監督。3カード9試合を終え、ようやく迎える本拠地での開幕。指揮官は「アウェーの9試合で3敗しかしかなったことはすごく大きい。今の勢いを甲子園のファンにも見せたい」と意気込んだ。

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