国学院大・工藤 初安打は先制3点三塁打 13年夏に甲子園V

[ 2016年4月7日 05:30 ]

<亜大・国学院大>4打数3安打と活躍した国学院大・工藤

東都大学野球第1週第2日 国学院大4―2亜大

(4月6日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。国学院大は秋春連覇を狙う亜大を4―2で下し、連勝で勝ち点を挙げた。前橋育英時代に13年夏の甲子園で優勝した工藤陽平外野手(2年)が、初回に先制の3点三塁打を放った。専大は9―4で東洋大を下し、1勝1敗のタイとした。

 3年前の甲子園V戦士が国学院大に勝ち点を運んだ。工藤が初回1死満塁から走者一掃の右中間三塁打。リーグ戦初安打でチームを勢いづけた。

 「先輩が(走者を)ためてくれたので、自分が還そうと思った」

 昨年10月6日の専大1回戦でリーグ戦初先発したが、左翼の守備でミスを連発して序盤で交代させられた。屈辱をバネに、冬場に「人生で一番(バットを)振った」と持ち味の打撃を強化。オープン戦から5番を任された。開幕直前に受けた左膝死球の影響で前日の1回戦は不出場。今季初打席での大仕事に、鳥山泰孝監督は「バットコントロールとパワーを兼ね備えている」と話した。

 前橋育英2年夏に1番を打って全国制覇。同学年だった盟友・高橋光(西武)とは開幕前に会い、今季の健闘を誓い合った。あの夏の輝きを、これから神宮でも見せ続ける。 (原田 真奈子)

 ▼亜大・生田勉監督(開幕週に連敗)経験がない分、リーグ戦を通して経験を積んでくれたら。

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2016年4月7日のニュース