「顔パイ」禁止のオリオールズ ならばと代わりに用意したものは…

[ 2016年4月5日 15:37 ]

サヨナラ打を放ち、インタビューを受けるウィータースにケーキを叩きつけるオリオールズのジョーンズ (AP)

ア・リーグ オリオールズ3―2ツインズ

(4月4日 ボルティモア)
 オリオールズは今季から勝利後のインタビューで恒例となっていた「顔パイ」を禁止。チームは「危険だから」と選手に説明し、理解を求めたが、開幕戦を見る限り、そのお達しが正しく伝わっているか疑問に思えてくる。

 主砲のアダム・ジョーンズ外野手(30)はこの手荒い祝福をこれまで率先して実行に移し、今回の禁止令を最も残念がっていた人物。何とか抜け穴はないかと知恵を絞り続け、ようやく開幕を迎える日までに結論へとたどり着いた。

 サヨナラ打を放ち、インタビューを受けるウィータースにジョーンズは近づくと、顔面にパイに代わるケーキを叩きつけ、その場から一目散に逃走。これにはショーウォルター監督も苦笑い。規律を重んじるあまり、かつて選手から嫌われたこともある指揮官だが、手を変え品を変えルールを守ろうとしない自軍の選手に「自分はまたチームを制御できなくなってしまったかな」と自虐的なジョークで周囲を笑わせていた。

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2016年4月5日のニュース