今秋ドラフト候補“日大の走る4番”京田主将「日本一」けん引だ

[ 2016年4月5日 05:30 ]

今秋ドラフト上位候補の日大・京田

 東都大学1部春季リーグ戦が5日、連覇を狙う亜大と国学院大の一戦で開幕する。第2試合では7季ぶりに1部復帰した東洋大が専大と対戦。また、今秋ドラフトで野手の目玉候補、日大の主将で京田陽太内野手(4年)は第2週から登場。「走る4番」として、04年春以来24季ぶりの優勝へとチームを導く。

 青森山田時代からドラフト候補に挙げられてきた京田の大学ラストイヤーが、いよいよ幕を開ける。主将も務める京田は「日本一になることしか考えていません。状態は良い。優勝を狙います」と意気込みを口にした。

 50メートル5秒9の俊足と、遠投100メートルの強肩が売り。1メートル84の大型遊撃手は1年春からベンチ入り。センスあふれるプレーはプロのスカウトから高評価を受けている。最終学年を前にしたオープン戦では、積極的に次の塁を狙う意識を高め、盗塁にも果敢に挑戦。「どんどん走っていきたい」と相手にプレッシャーをかける。主将の重圧もあって体重は昨年末の82キロから78キロまで落ちたものの「プレーには影響ない」。常に心掛けている全力疾走でチームをけん引する。(松井 いつき)

 ▼亜大・水本弦主将 力はないので、結果を求めていく。強いというより負けないチームになっていきたい。

 ▼専大・森山恵佑主将 チーム一丸で一戦一戦全力で戦い抜きたい。リーグ戦優勝、そして日本一を目指す。

 ▼中大・松田進主将 昨年優勝できなかった理由を突き詰めてきた。個人では打率を残したい。絶対に優勝したい。

 ▼国学院大・久保田昌也主将 一切の妥協をせずにやってきた。全員で助け合って、昨年を上回る強さを見せたい。

 ▼東洋大・笹川晃平主将(昨年主将で現ヤクルトの)原樹理さんが1部に上げてくれた。それを無駄にしないように、優勝と日本一を狙う。

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2016年4月5日のニュース