筑波大 19季ぶりVへ快勝発進、投手歴半年の大道寺が締めた

[ 2016年4月2日 20:13 ]

投手歴半年ながら最速148キロをマークした筑波大・大道寺

首都大学野球春季リーグ 筑波大5―2帝京大

(4月2日 バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
 首都大学野球春季リーグが2日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで開幕。1部の第2試合で19季ぶり5度目の優勝を目指す筑波大は、帝京大と対戦。先発・石黒敦也投手(4年、秋田南)が8回2失点と粘投し、9回は守護神・大道寺拓投手(3年、弘前)が3者凡退に締めて5―2で勝利した。

 大道寺は投手歴はまだ半年ながら、チームのスピードガンで最速148キロを計測。昨夏までは遊撃手だったが、「肩の強さは自信があった」と昨年8月に遊びで投球してみると、いきなり140キロを計測。川村卓監督に「投手をやってみないか?」と打診されて快諾し、本格的に投手の練習を始めた。

 スライダー、カーブ、ツーシームを操り、今春リーグ戦はクローザーとして期待されている。川村監督は「まさかこうなるとは。元々、野手だったのですぐ肩ができる。嬉しい誤算です」とニヤリ。大道寺は「まだ1戦目をとっただけ。先は長い。もっときつい場面で投げてチームを助けられる信頼される投手になりたい」と気を引き締めた。

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2016年4月2日のニュース