松井氏、野球賭博問題に言及「ダメなものはダメ」高木元投手とも会った

[ 2016年4月2日 10:17 ]

BSジャパンの「日経 FT サタデー9」に生出演した松井秀喜氏(BSジャパン提供)

 巨人、米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(41)が2日、BSジャパン「FTサタデー9」(土曜前9・00)に生出演。巨人で野球賭博に関与した選手が発覚したことについて言及した

 古巣である巨人の選手が野球賭博に関与していたことに「残念」コメントした松井氏。1年間の失格処分となった高木京介投手(26)は石川・星稜高の後輩ということもあり、「同じ郷土の後輩である高木選手がその一人であったということは非常に残念ですし、私としてもファンの皆様に申し訳ないというのが心の中にある」と語った。

 かつてプロ野球界を揺るがせた「黒い霧事件」を引き合いに出し「約50年経ってそういう意識が薄れてきちゃたのかもしれない」と述べ、「ダメなものはダメ。12球団の選手全員がそういう意識を持つしかない。ここでもう一度しっかり再スタートを切ってほしい」と呼びかけた。

 番組メーンキャスターの住吉美紀アナウンサー(42)の「膿を出し切って開幕したと思いたいですね」との言葉には「そう願いたいですね」とうなずいた。

 番組後、取材に応じた松井氏は高木元投手と2、3週間前に東京都内で会い、約1時間話したことも明かした。「僕が会いたかった。いろいろなことを話しておきたかったということ」と説明。内容については「細かいことは言えない」としたが「(野球賭博関与の)事実は変わらないし、処分を受け止めて再出発するしかない。本当は怒りたい気持ちだったが、これからのことを話した」と語った。さらに「こういうこと(野球賭博関与)があるとファンの方はそっぽを向く」と危機感も口にした。

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