ガラガラ映画館でも横一列に座った西武投手3兄弟 真ん中に挟まれたのは?

[ 2016年3月30日 09:15 ]

西武の野上

 プロ野球選手の趣味も多種多様だが、今春キャンプ中に、「ウォーキング・デッド」にはまったのが西武・野上。2010年制作の米国テレビドラマ。「岸さんに紹介されて。シーズン5まで一気見してしまいました」

 その勢いで、キャンプ休日に菊池を映画に誘った。ジョニー・デップがFBI史上最高の懸賞金をかけられた実在の凶悪犯を演じた「ブラックスキャンダル」、さらには火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士の生存を懸けた姿を描く「オデッセイ」。1本目を見終わってから、2本目の上映まで40分という“ハシゴ”だった。当初は2人で行く予定だったが、菊池が「(高橋)光成も誘いましょう。あいつ怖がりだから面白いですよ」と3人で行くことに。

 高橋光といえば、そのマウンド度胸とは対照的に、前橋育英時代から極度の怖がり。野球部寮の食堂のテレビで恐怖映像を見た際には、解散後に他のナインに「僕の部屋に来てよ」と懇願。宮崎県日南市の映画館は平日でガラガラだったが、野上、菊池に挟まれる形で高橋光が真ん中に座り、男3人横一列で鑑賞。上映中に、高橋光の口から「あっ」「うっ」と悲鳴にも似た声が漏れたのは言うまでもない。

 「面白かったですよ」と振り返る野上は、30日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に今季初登板初先発。昨年7月1日の同戦で“トリプルスリー”柳田を内角のスライダーで打ち取ったことをヒントに、今季は新球カットボールを習得。「昨季はシーズン中にフォームを崩すのが嫌だったので投げなかった分、楽しみですね」。“3兄弟”の中で真っ先に今季初勝利を挙げられるか。(東山 貴実)

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2016年3月30日のニュース