高知・明徳義塾中 初出場V 猛打止まらず決勝も5点完勝

[ 2016年3月29日 05:30 ]

<明徳義塾中・鍋島中>優勝し喜ぶ明徳義塾中ナイン

スポニチ主催文部科学大臣杯第7回全日本少年春季軟式野球大会最終日・決勝 明徳義塾中(高知)5―0鍋島中(佐賀)

(3月28日 草薙総合運動場)
 準決勝2試合と決勝が行われた。準決勝で23安打、大会史上最多となる18得点で圧勝した明徳義塾中(高知)が、決勝も鍋島中(佐賀)を5―0の完勝で下し、初出場初優勝を成し遂げた。

 最後の打者を右飛に打ち取るとマウンドに歓喜の輪ができた。捕手の安田主将は「チーム全員でつかみ取った優勝だからうれしい」と喜びを爆発させた。

 午前の準決勝は23安打で大会史上最多の18得点の圧勝。決勝でも3回に3長打を含む4安打で4点を奪いペースをつかむと、投げては先発の左腕・服部が6回2死までパーフェクト。「きょうはストライクが先行して自分の投球ができた。(完全は)意識していました」と快挙を逃し悔しさも見せた服部だが、エース・玉手への1安打の完封リレーは鮮やかだった。

 「冬場はとにかく坂道を走らせて、高校から硬式用の重いバットを借りて振らせたり…。成果が出ました」と神谷監督も満足そう。部員の9割が明徳義塾高へ進む。高校はセンバツ初戦敗退だったが、そんな悔しさも晴らす日本一の栄冠だ。

 ▽決勝
鍋島中(佐賀)
 000 000 0―0
 004 100 X―5
明徳義塾中(高知)

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