秀岳館・鍛治舎監督 安泰の戦いぶりも「最後まで集中力を保った」

[ 2016年3月27日 12:23 ]

<秀岳館・南陽工>ベンチから指示を出す秀岳館・鍛治舎監

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 秀岳館16―0南陽工

(3月27日 甲子園)
 秀岳館は打線が序盤から爆発。投げては3投手のリレーで南陽工に最後まで得点を許さなかった。

 投打がかみ合い初のベスト8進出。鍛治舎監督は「堀江と田浦の微修正がこの試合でできた」と先発と2番手の投手をまず称えた。先発の堀江は序盤、ボールが高めに浮き、先頭打者へ四球を与えるなど安定しなかったが、「肩の開きが早かった。それを修正できた3回あたりからスライダーが低めに決まり始めた。あれが彼本来の投球」とうなづいた。

 「ストレートを狙わせた」という打線は18安打16得点と2試合連続で2桁安打を記録。鍛治舎監督は「疲れがあったのだろう」と前回登板で4安打完封を見せた南陽工の先発・重冨を気遣い、「1回戦ではあんな球の勢いではなかった」と相手エースの投球を振り返った。

 それでも、「よく相手投手に的確に対応した」と鍛治舎監督は選手たちを評価。相手を圧倒する戦いぶりを見せたが、「甲子園では何が起こるかわからない。選手と同様、最後の一球まで集中力を保っていた」と話し、緊張感がある中での采配を強調していた。

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2016年3月27日のニュース