秀岳館 18安打16得点で初の8強進出 3本塁打で南陽工を粉砕

[ 2016年3月27日 11:25 ]

<秀岳館・南陽工>初回、2死一、三塁の場面で左中間にに3点本塁打を放った秀岳館・松尾

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 秀岳館16―0南陽工

(3月27日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会の第8日は27日、2回戦の3試合が甲子園球場で行われ、第1試合は13年ぶり2回目出場の秀岳館(熊本)が7年ぶり5回目出場の南陽工(山口)を投打で圧倒し、初の準々決勝進出を決めた。

 秀岳館は初回、二塁打と内野安打で2死一、三塁といきなりの好機を迎えると、5番・天本の放ったゴロを南陽工の遊撃・山崎がトンネル。この間に三走が生還し先制すると、その後も2本の適時打で加点。さらに、1番・松尾には左中間への3ランが飛び出し、この回一挙8得点を挙げた。

 その後も秀岳館は攻撃の手を緩めず、序盤の3回で11得点を記録。先発の堀江はこの味方の大量援護に守られ、1安打7奪三振無失点と好投。5回を投げたところで2番手・田浦にマウンドを譲った。

 南陽工は先発の重冨が8回を一人で投げ切り、18安打16失点。1回戦の市和歌山戦では相手打線を完封して見せたが、この日は秀岳館の猛攻を止めることができなかった。打線は9回に1死二、三塁とこの試合で初めての好機を迎えたが、あと一本が出ず、最後まで本塁を踏むことができなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月27日のニュース